月刊誌『都市問題』とは
本財団の機関誌『都市問題』(創刊1925年・月刊)は、地方自治や広く都市にかかわる問題を特集して、社会に問題を提起し、議論の場を提供しています。タイムリーなテーマを扱う特集1と、じっくりと問題を掘り下げる特集2を中心とする構成で、学問とジャーナリズムが共存する稀有な月刊誌として、専門家から高い評価を得ています。
毎月1日発行
2019年9月号まで
定価 1部:785円(本体価格714円)
2019年10月号から
定価 1部:825円(本体価格750円)
雑誌コード:06677 B5判
月刊誌『都市問題』最新号のご紹介
- 月刊誌『都市問題』
- 第 116 巻 第 12 号 / 2025年12月号

最新号
特集1 : いま「留学」を再考する
特集2 : 都市の光
内 容
-
巻頭言 ケアされない都市を超えて――リミナルがひらく新しい関係性 執筆者 永田 夏来 ナガタ ナツキ 役職 兵庫教育大学教授 -
論文 留学生を受入れるということ――その経済的社会的効果を考える 著者 佐藤 由利子 サトウ ユリコ 役職 日本学生支援機構客員研究員 特集名 いま「留学」を再考する -
論文 日本の留学生受入れ政策の変遷と検証、そして展望 著者 太田 浩 オオタ ヒロシ 役職 一橋大学全学共通教育センター教授 特集名 いま「留学」を再考する -
論文 外国人留学生の入学経路と卒業後進路 ――留学生たちはどこから来て、どこへ行ったのか? 著者 二子石 優 フタゴイシ ユウ 役職 東洋大学国際教育センター特任講師 特集名 いま「留学」を再考する -
論文 海外留学と社会階層――エリートか、大衆か 著者 太田 知彩 オオタ カズサ 役職 筑波大学人間系助教 特集名 いま「留学」を再考する -
論文 現代の若者の「留学」観――内向き志向と体験消費のはざまで 著者 井内 千紗 イノウチ チサ 役職 拓殖大学商学部准教授 特集名 いま「留学」を再考する -
論文 都市照明の課題と展望 著者 面出 薫 メンデ カオル 役職 照明デザイナー、 株式会社 ライティング プランナーズ アソシエーツ 代表取締役 特集名 都市の光 -
論文 都市における「街路灯問題」を再考する――町内会自治会問題との関連において 著者 日高 昭夫 ヒダカ アキオ 役職 山梨学院大学名誉教授 特集名 都市の光 -
論文 暗闇と向き合う光――災害時の心理と行動を支える照明環境 著者 小林 茂雄 コバヤシ シゲオ 役職 東京都市大学建築デザイン学部建築学科教授 特集名 都市の光 -
論文 都市の夜景づくりとイルミネーション事業の経緯と現在――地域資源としてのイルミネーション 著者 国吉 直行 クニヨシ ナオユキ 役職 都市デザイナー、景観デザイン支援機構代表理事、横浜市立大学前客員教授 特集名 都市の光 -
論文 屋外照明と光害対策――国内外の動向と今後の方策 著者 越智 信彰 オチ ノブアキ 役職 東洋大学経営学部准教授/ダークスカイ・ジャパン代表 -
書評 内田奈芳美『ネイバーフッド都市シアトル』 書評者 小泉 秀樹 コイズミ ヒデキ 役職 東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻教授
その他
- 新刊紹介 『都市計画家の一〇〇年』/『公害の記憶をどう伝えるか』/『「役所の人はアイデアを出すのが苦手」は本当か?』
特集1 : いま「留学」を再考する
- 米トランプ政権による「留学生排除」ともいえる動きは、グローバルな人材移動、アカデミアの国際化が常識とされるなか、世界中に衝撃と波紋を広げた。一方、日本では、「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」の見直し(日本人学生への限定)が賛否を呼んだ。
本特集では、「留学」について受け入れ・送り出しの両面から考えてみたい。国際交流における留学生受け入れの意義やその経済的社会的効果、政策としてのあり方などを検討するとともに、海外留学をめぐって生じる格差、日本の若者の国内志向、といった事象も踏まえながら、「留学」の現状を見つめ未来を展望してみたい。
特集2 : 都市の光
- 都市における光の利用は、科学技術の進展とともに、街路照明、防災照明、景観照明など多様化し、その整備と維持管理のあり方も多岐にわたる分野へと広がった。
都市住民は、夜間の照明やライトアップを通じて、光の恩恵を享受している。一方、人工光によって引き起こされる光害は、対処すべき課題として位置づけられてきた。
都市空間における光の利用をめぐる構想と実践、さらにはその課題について、多様な主体の役割と調整の実態に焦点を当て、考察する。








