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- 月刊誌『都市問題』
- 第 116 巻 第 8 号 / 2025年08月号
特 集
特集1 : 医療の費用負担から考える
特集2 : 火山防災と地方自治
内 容
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巻頭言 都市の戦後80年に思うこと――「量を担う技術」の再考 執筆者 初田 香成 ハツダ コウセイ 役職 工学院大学建築学部教授 -
論文 高額療養費の負担限度額引き上げ案はどう「拙速」だったのか 著者 安藤 道人 アンドウ ミチヒト 役職 立教大学経済学部教授 特集名 医療の費用負担から考える -
論文 高齢者の医療費と世代間負担の課題 著者 加藤 久和 カトウ ヒサカズ 役職 明治大学政治経済学部教授 特集名 医療の費用負担から考える -
論文 自治体病院の経営改善 著者 伊関 友伸 イセキ トモトシ 役職 城西大学経営学部マネジメント総合学科教授 特集名 医療の費用負担から考える -
論文 出産費用の保険適用で何が変わるか 著者 佐藤 拓代 サトウ タクヨ 役職 公益社団法人母子保健推進会議会長、一般社団法人全国妊娠SOSネットワーク代表理事、子どもと家族のための政策提言プロジェクト共同代表 特集名 医療の費用負担から考える -
論文 外国人と国民医療費――「担い手」と「利用者」の両面から 著者 奥貫 妃文 オクヌキ ヒフミ 役職 昭和女子大学人間社会学部福祉社会学科教授 特集名 医療の費用負担から考える -
論文 火山と人の共生 著者 藤井 敏嗣 フジイ トシツグ 役職 山梨県富士山科学研究所所長、東京大学名誉教授 特集名 火山防災と地方自治 -
論文 火山防災のこれまでとこれから 著者 富澤 周 トミザワ シュウ 役職 東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士後期課程 特集名 火山防災と地方自治 -
論文 大規模噴火と自治体間の広域連携 著者 阪本 真由美 サカモト マユミ 役職 兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科教授 特集名 火山防災と地方自治 -
論文 自主防災組織と火山防災――鹿児島市における桜島大噴火への備え 著者 岩船 昌起 イワフネ マサキ 役職 鹿児島大学総合教育機構共通教育センター教授 特集名 火山防災と地方自治 -
論文 噴火の記憶継承と防災減災活動 著者 杉本 伸一 スギモト シンイチ 役職 雲仙岳災害記念館館長 特集名 火山防災と地方自治 -
書評 渡部聡子『権利としてのボランティア――ドイツ「参加政策」の挑戦』 書評者 伊奈 ゆう子 イナ ユウコ 役職 後藤・安田記念東京都市研究所研究員
その他
- 新刊紹介 『貧困行政とヘイトスピーチ』／『ポストコロナの自治体危機管理』／『障害と向き合う美術館』
創刊期の誌面から 政友會内閣の地租委讓論――新内閣の「地方分權」政策 ／鈴木武雄
特集1 : 医療の費用負担から考える
- 医療の高度化や高齢化などを背景に医療費は年々増加し、保険料で互いに費用を支え合う国民皆保険の仕組みは、財政的な持続可能性が問われている。一方、診療報酬の抑制が続く中で病院は経営難に直面し、医療提供体制も危機的状況にある。こうした状況下で医療制度を維持していくには、世代や立場を超えた包括的な議論と合意形成が求められる。
医療費負担のあり方をめぐり多角的に考える。
特集2 : 火山防災と地方自治
- 111の活火山がある日本は世界でも有数の火山国であり、うち50火山については、火山観測施設を整備し、火山活動を24時間体制で常時観測・監視している。
活動火山対策特別措置法によって対策が進められてきたが、火山噴火の態様はそれぞれに異なっており、国による火山観測、噴火予知体制の整備や避難施設の整備等のハード対策だけでは不十分であり、各火山の周辺自治体、住民、事業者など、関係する主体による防災・減災への備えが重要である。一方で、自治体の対策は受動的で、避難施設の整備や避難計画の策定が形がい化しているとの指摘もみられる。
本特集では火山防災の現状と課題について、団体自治・住民自治の側面から検討したい。
